第一話


「雨がザーザー」  安原応援団著

「最近、太ったなぁ」と、ぽつり安本学男がもらした。
「そういえば、テニスにも行ってないな?」
無類のスポーツマン学男がぼやいた。
仕事に追われ退社時間はいつも10時を過ぎる、それから、赤提灯ののれんをくぐり一杯飲んで、
帰宅時間は毎日午前さんになってしまう。
夜道をふらふらと歩きながら、空を見上げた。
今夜は、奇麗な夜空だな。。そう、学男は、つぶやいた。
そう、今夜は七夕だ。

久々に奇麗なものに目をやることが出来、彼はロマンチックになっていた。
織姫と彦星が1年に1度再会をする日だった。
彼女いない歴4年を迎える学男にとって、今夜は最高の青空だった。
ふっと。ため息をついた。

やがて路地を曲がると、騒ぎ声が聞こえてきた。
夜店が終わり、近所のおばさんたちの声に混ざり、伸好先輩が高らかと、笑い声を上げていた。
かれは、町内でも無類の酒好きである。
彼に会わないようにと急いで歩くが、そこで見つかってしまう。
「おい!学男」  最悪だ!・・・と学男は思った。これから、引っ張りまわされる・・・
「なんですか?先輩」・・・恐る恐る伸好先輩に近づいてみると、やはり、一升瓶があった。
「いつ頃まで仕事しょうるんにゃぁ?」・・・完全に先輩は酔っ払い状態である。
「はい!」としかいえなかった。
隣に、ちょこんと座った。

そういえば、今夜は七夕祭である。

「今日はの〜お祭ど!」
「まぁ、へたって飲め〜」
「いただきま〜す」
乾杯をして、飲めないお酒を飲む学男であった。

そうこうしていたら、素晴らしい夜空が曇り始めた。
まるで学男の気持ちを表すように・・

どんどん雲が満天の空を覆った。

風が吹き始め、突然の雷、やがて雨がザーザー降り始めた。

(続く)

※この続きは、島谷君お願いします。
※この物語は、部員の安原くんが小説を書いたことを記念して、青年部有志の皆さんが連載でお届けするものです。
決して、安原君本人のものではありません。
※登場人物などはすべてノンフィクションです。実在しません。


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