第三話

「雨がザーザー降ってきた・・・・・」
  連載 第3話 「学男の決心」


雨がザーザー降っている
赤いポルシェから降りて来たのは

「学男!おみゃぁ〜、こんは所で何しとるん?」
「げっ!山中しぇんせぇ〜!」

今夜はとんでもない先輩によく会う。先生とは言うものの一つ上の先輩だ。
彼女と会える気がしなくなってしまった と学男は一瞬思ってしまった!

山中先輩は、とても明るい性格で悠々自適を地で生きている人物である。
山中は、学男と同じくなかなかいい人と巡り会えてない。
『どうしてだろう?』 学男は、いつも自分の事を棚に上げて考えている。

「先輩こそなんでこけぇ来ちゃったんですか?」
「学男、実はなぁ〜・・・」

そのまま口をつぐんでしまった。何か考えながら山中は、
雨の中、山中は七夕の空を見上げた。山中先生は格好いいはずだったが、
学男は心で叫んだ
(先輩!傘が邪魔じゃ?・・・)
いつもすてきな先輩である。

そんなことどうでもいい、彼女が来るかもしれない!

「いつまでここにおってんですか?」
「おっ!もうこんな時間かぁ〜帰らにゃ!ちょっと待ち人があったんだけど、
もう時間も過ぎてるから帰るはぁ〜!じゃぁね!」
「えっ?誰ですか?」

学男の声は雨に消されてしまった。
あっけらかんとした山中先輩は立ち去って行った!
赤い昔のワーゲンビートルが快い排気音をたてながら・・・
「へっ!」
車は赤いポルシェじゃなくて昔のワーゲンビートルだった。
「今夜はどうかしてる。」学男は、独り言をつぶやいた。
学男は車の座席にもたれて
それにしてもよくわからん不思議な人だ。
でも誰と?もしかて・・・まさか彼女と同じ約束してたのかも
そんな事は有り得ない。先輩は3年前までバンコクにいたはず、
今、思えば先輩何してたんだろ?
考えながら彼女を待った。
彼女の指定していた時間はとっくに過ぎてしまった。
雨は、次第に小降りに・・・
学男は諦めて自宅の途についた。
「やっぱり、来なかったなぁ」独り言を言いながら、

いつか雨はあがった。
木造の体育館はいびつな形状の屋根が朝日に輝いていた。
突然、学男は
「にこにこぴんぴんぴんにこぴんぴん」
呪文のように唱えながら、陽気を
「かぁ〜〜〜〜〜〜〜〜」吸い込み
「はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜」吐いた
元気がでてきたかなぁ?
少し気分良く帰っていると
深野先輩が犬を連れて散歩をしている。

「おっはよ〜ございます」(無理に元気良く!)
「お〜!学男、福山帰りかぁ〜?元気ないぞ〜!」
「そんなことないっすぅ〜」(眠いだけだと思うけど?)
「あっ!そうそう!きのう山中を見かけたんだけど、またどこかへ
旅に出るって言ってたぞぉ〜!」
「そうなんですかぁ〜?昨夜会ったんだけど何も言ってませんでしたよ!」
「そうか?」
先輩は首の無い地蔵の奉ってある山に向かって
散歩って言うか、犬に無理矢理引きずられながら去っていった。
学男は、やっぱり首がないって言うのは縁起悪いよなぁ〜と・・・

学男は、彼女の思いを振り切るため、自分も旅に出ることを考えた。
山中先輩も何かあったんだろうなぁ?何処に行くんだろう?
家に着いた学男は早速、旅の支度を始めた。
パスポートも手にして・・・

第4話へ続く

*****************************

如何でしたか?第三話は!
第1話・第2話・第3話と全てを読みたい人の為に
イントラネットの中に
「雨がザーザー」ファイルとして共有フォルダーに入れてありますので
見て下さい。
今後、学男行動はいかに!!!

さて、次回の作者は「浅野先輩」お願いします。
楽しみにしてますぅ〜(^-^)


戻る第二話
第四話   ホームページTOP