第5話

雨がザーザー降ってきた・・・・・」
                                    連載 第5話1章 「夢の中で」
 
ふり向くと、機内で笑顔をふりまいてワインとウィスキーを勧めていた中国人とおぼしき
スチュワーデスが三歳ぐらいの女児と一緒に座っているではないか、しかも、その隣には
旦那なのだろうアースカラーのソフトスーツの下に
濃いピンクのTシャツをのぞかせた男性が坐っていた。


彼女が広東語で何やら話しかけると、彼はグラスを荒っぽくテーブルに置いた、
かなり不機嫌なのかと学男はおもった、しかし、すぐに女の子のほうに視線を移すと
表情は緩み、彼女の小さな腰に手をまわして自分のひざにのせようとした。

よく見ると女の子のTシャツには「機器猫小叮」という大きな文字と日本で
おなじみのキャラクター「ドラえもん」が描いてあった。

学男は、もし日本でこのようなスチュエーション置かれたならスチュワーデスを
眼にした瞬間すぐに声をかけているのだがとおもった、
しかし広東語の理解できない学男は躊躇してしまった。
あらためてここは海外ナのだなあと実感し、軽いノスタルジー(憂鬱)とも
孤独感とも思える不思議な感情のなかにあった。
 
窓の外はネオンと車のライトで昼のように明るく照らし、足元に小さくく見える雑踏は
いつまでも途切れることなく続いている。遥か山の向こうに灯かって見えるのはおそらく、
すっかり近代化されたクーロン(九竜)地区のマンション群であろう。一番高く見える
香港上海銀行の建物も眠ることを知らないようである。
 
中国語と英語の飛び交う会話を子守唄として、30分ほど意識のかなたにまどろんでいると、
 
「上好!久疏問候 好久不見。」(こんばんわ!ご無沙汰してます 久しぶり。)とかたを叩くものがいた。
見ると乃麻先輩ではないか、
「どうしてここにいるんですか。たしか、先輩は上海に出張されてたはずですが。」
と野暮な質問をすると、
「そりゃもう役得よ〜、海外出張は有効にすごさんとなぁ」
と意味ありげな笑みをたたえて答えた。
もちろん隣には お決まりの彼女がブラダのバックをうれしそうに持って寄りそっていた。
「おっと、とんだヤブ蛇をいってしまいましたね。今宵、お二人のためだけにある
100万ドルの夜景を満喫してください。」

学男はとても国内では恥かしくていえないような大げさなお世辞をかえしてしまった。
乃麻先輩は急いでいるようすで そのあとの会話もそこそこにバーをあとにした。
 ふたたび ひとりとなった学男は残りのドライマティーニを飲み干した。
そして、バーテンに香港らしいカクテルを作るようにたのんだ。
飛行機疲れもてつだい酔いのまわった学男は香港にいることが
現実なのか夢なのかも分からなくなっていた。
 
 突然、ウェイターが"Mr.Gakuo An international call receives from Japan."
(日本から国際電話が入ってます)と告げた。
我にかえった学男は席を立ち、ウェイターの後ろにしたがい古めかしい電話ボックスへと向かった。
「もしもし・・・・・・・・・・・
 
第五話2章へと続く
 
”ていあん” ストーリーが府中から離れすぎそうなのでの中の
話にするのも良いのではないでしょうか
 
 
次は【Mr.宮奥誠氏】にお願いします
 
出来上がりが遅くなりましたので、おわびにクイズを出します。
下記は中国語で書いた日本のアニメキャラクターです なんでしょうか、
 
櫻桃小丸子
瓜皮日記
怪博士與機器娃娃
蝋筆小新
 
***上の中国語・英語はインターネットで調べました***



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